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北京原人の逆襲

尺(分)91
製作年1977
製作国香港
製作総指揮ペン・チェン
監督ホー・メンファ
製作ビー・キング・ショウ/チュア・ラム
脚本イー・クァン
撮影ソウ・フィチイ/ウー・チョウファ
出演リー・シュンシェン/イヴリン・クラフト/クー・フェン/リン・ウェイテュ
ストーリーヒマラヤの奥地に北京原人を探しに来たジョニーは、そこで巨大な北京原人と北京原人に育てられた美女サマンサと出会った。ジョニーは、北京原人とサマンサを香港の街に連れて行く。悪徳興行師のルーは北京原人を使って金儲けを始める。それを止めようとするサマンサにルーが襲い掛かる。それに怒った北京原人は鎖を引きちぎり香港の街で暴れだした。

映画のプロが書く映画レビュー

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村瀬継蔵の画像

特殊美術造型 村瀬継蔵

北海道に生まれ。1958年に株式会社東宝砧撮影所入社。多くのゴジラシリーズ、「大怪獣ガメラ」など日本を代表するの特撮映画を担当し、1972年に特殊美術造型ツエニーを設立。以後映画、舞台、CM、博物館など多くの特殊造型を手がけている。

作品履歴

キングコング対ゴジラ(1962) モスラVSゴジラ(1964) 北京原人の逆襲(1977) 里見八犬伝(1983) 帝都物語(1988) 帝都大戦(1989) ゴジラVSキングギドラ(1991) ゴジラVSモスラ(1992)


携わった中で印象深い映画

今振り返ると、「北京原人の逆襲」はアナログの特撮の最後の作品だったなあなんて思うんです。
ミニチュアのビルも部屋の中まで作りこんである。部屋の中に箪笥を入れたり、窓ひとつひとつにカーテンをつけたり、ベランダに掛かってる洗濯物まで作るんですよ。普通日本の特撮ではビルを壊したら中は空っぽですからね。
やはり手間は掛かるんですけどCGとは違ってアナログでやっているものは実物は実物だという強みがある、存在感があるんですよ。

僕が作った北京原人も最初はヤギの毛で作ったんだけど、それだと毛が生きてないんですよ。密度が多すぎてボテボテしちゃう。とてもじゃないけど敏捷な動きをするようにはみえなかったんですね。
そこで人の毛を使うことにしたんですよ。女性の髪の毛を集めてね。撮影所は髪の毛ばかりで気持ちが悪いほどでしたよ。でも人毛を使って初めて北京原人に動きがでてきたんですよ。

あと大変だったのが、ラストシーンの北京原人が火達磨になってビルから落ちるシーン。このシーンはスタントの方が「危険すぎるから」ということでやりたがらず撮影が中断しちゃったんです。そこで、どこまで燃えれば危険かということは作った本人が一番わかっているからということで僕が入ってやらせてもらったんです。実際火達磨になって最後にはゴムの皮も間のウレタンもすべて燃えて中の一枚だけになってたんですよ。熱いし、息もできなくて本当たいへんでした。
でも、苦労はしたんですが苦労以上にいい作品ができたなと思いましたね。

ユーザーレビュー

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Amazonレビュー

ミニチュア特撮のスケール感を堪能!

2009-12-22

5の評価

 田舎育ちゆえ、公開当時もTV放映時も見る事の叶わなかった作品でしたが、DVDが出ていると知り自宅のTVで初見となった作品です。



 文字通り今回が初見なのですが、特撮のスケール感には圧倒されました。

 日本のスタッフが多数参加したミニチュア特撮は同時期の和製特撮のどれよりも大掛かりなもので都市破壊シーンを目一杯堪能できますし、主役のペキンマンの表情や仕草も豊かで特撮シーンに関する限りギラーミン版のキングコングよりもはるかによく出来ていると感じました。



 ストーリーはそれに比べるとやや弱い印象ながらこちらも当時の香港映画の勢いを感じさせるものです。



 2枚組みで特典映像の入った2枚目も当時のスタッフの詳言を中心に要領よく纏められておりコレクターズアイテムの価値は非常に高いと思います。



 1950年代の黄金期の日本特撮の雰囲気を最もよく伝える1970年代作品と思いますがこれが日本でなく香港の作品という所は少し皮肉な気もします。

 昭和30年代の怪獣映画好きには文句なくお勧めできる作品と思います。

北京原人の逆襲-Mighty Peking Man-

2005-02-05

4の評価

この作品は、子供の頃『ゴールデン洋画劇場』で観たんですが、改めて観てみるとセットなどがとても良くできているのが発見できます。リニューアル版でもあるから、画もとてもキレイで今観ても古さを感じないと思う。また付属のメイキングビデオは初めて観る物だったので、当時の制作風景や苦労が伺える。ゴジラファンは必見です!

パクリではなくリメイク

2004-10-10

4の評価

 「キングコングのパクリ」だとか「香港版キングコングとも言える・・・」などという形容詞が付けられることの多いこの映画だが、それは製作者(あのチャイ・ラン)に対して失礼。パクリというよりもリメイクと言うべきで、まさに香港版のキングコングに他ならないことは原題「猩猩王」からして明白。

 DVDが出たので早速入手してみたが、デジタルリマスターの画面は実に綺麗。かえってスクリーンプロセスなどの特撮が目立つが、特撮が売りの映画なのでそれも魅力のひとつかも。李修賢、谷峰に加え徐少強の顔も見えるが、もちろんカンフーアクションをするわけでもなく、男優陣はいずれも定型的で為所のない役柄でほとんど印象に残らず、ヒロインの半裸金髪美人のみが印象に残る。

 メイキングがほとんどプロジェクトXのノリなのがおかしいが、香港の街並み、ショウブラのスタジオなど、約30年前の映像は貴重。さらに初期の北京原人の造形がまるで毛皮を着た老師のような風貌だったとは。この北京原人を見るだけでもこのDVDを買う価値はある?

日本版でしか観れない豪華特典満載の2枚組コレクターズ・エディション!!

2004-08-09

5の評価

怪獣・特撮映画ファン幻の作品がついに待望の初ソフト化!今回発売される日本版DVDは、本編ディスク+特典ディスクの豪華2枚組コレクターズ・エディション。本編ディスクにはオリジナル北京語版のほか、「ゴールデン洋画劇場」で放映された貴重な日本語吹替版と本作の造型を担当した「昭和ゴジラシリーズ」の村瀬継蔵氏のオーディオコメンタリーを収録。さらに注目すべきは特典ディスクで、本作製作当時の貴重な8mm映像や本作に助監督として参加した「平成ゴジラシリーズ」特撮監督の川北紘一氏をはじめとする東宝特撮スタッフによる座談会等で構成された豪華メイキング&膨大な写真・資料を満載したスチール・ギャラリーが収録されます。まさにタランティーノもビックリ!初ソフト化にふさわしい、まさに日本版でしか観れない特典が満載された必見の内容となっています!!これはファンなら絶対買いのDVDですね!!

おや?DVDで出る!買おうっと。

2004-06-10

4の評価

〜それはそれは!まさにキングコングの対抗馬?的な役割を果たしてくれた映画ですな。普通は二番煎じでコケるんですが、僕的には全然コケてません。でも全体のおおまかな流れはキンコングのパクりです。どっかの村かなんかで原人が登場。都会に連れてこられる。最後はビルに登る。って感じですが、キングコングと違うのはヒロインが本当に「ウターン(たしか原〜〜人はこんな名前だった)」と友達だという事ですかね。だから原人が金儲け主義の人間に使われるのを悲しんでます。キングコングのヒロインのように有名になりたい野心はありません。そのあたりが、観てる人に原人への同情をかうでしょう。あと、余談ですが、特殊メイクはやはり本家にはかなわないようです。僕はこの映画を初めて観たのはTV放送で、当時小学生で〜〜したが、ビデオに録画していて、何回も原人の叫ぶシーンをスローモーションで見てたら、口の中に人間の口が見えてました(暴露!)。〜

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