製作にあたって
全国生涯学習フェスティバルは今年20回目を迎えます。
人で言えば、20歳です。その記念すべき事業が福島県にて開催されます。
「生涯学習」「学び」という漠然としたテーマを、短期間で年齢関係なく多くの人たちに意識していただくきっかけをつくりたい、という熱い思いから、そのプロセスそのものが「学び」であると、「映画を創ること」に福島県が着眼し、お声をかけていただきました。前代未聞の県民参画型映画製作です。
「映像は多くの問題解決をする」という持論のもと、私は全国で地域巻き込みの映画製作をして参りました。製作プロセスへの参画は、より一層レベルの高い自己変革、自己実現の機会を可能にします。
また、安定と変化こそが、深層で求める人の喜びの本質ならば、映画こそ最も危険性の少ない日常性からの脱出でもあります。集まった人たちが、映画と製作プロセスに共同参画することによって、地域の目標を共有し、故郷への誇りと愛を再発見する最も魅力的な場を創出します。それは地域の活性化人材を育成する戦略的契機にもなるのです。その根源は「学び」です。
まさに、「第20回生涯学習フェスティバル」のメインとしてふさわしい事業であると誇りに思います。
文部科学省はもちろん、県内外、全国の生涯学習関係者、教育関係の方々からの期待と注目度は予想以上に大きいものです。しかし、現実は過酷なもので、関係者の皆様のご苦労は並大抵のものではありませんでした。
だからこそ、それぞれの感動的な「学び」が生まれ、それはもう一つのドラマとなりました。
プロの制作スタッフや俳優たちと参加された県民の皆様が、てんやわんや泣き笑いしながら協働製作した映画「春色のスープ」、どうぞ、ご期待ください。
プロデューサー 越後啓子

