ストーリー

福島県のとある地方都市。

高校生の桃子は、父親と離婚した母に反発し顔を合わせれば対立していた。学校での授業はうわの空、夜は仲間たちと街で騒ぎ、校則で禁止されているレストランでのバイトをする毎日を過ごしていた。

そんなある日、桃子は福島ローカルのFMラジオ番組から流れてきた詩の朗読に聞き入ってしまう。それは、長田弘の「最初の質問」という詩であった。

それから数日後、バイトの休憩中に詩集を読んでいた桃子は先輩ウエイトレスの三津子から盲学校での詩の朗読を頼まれる。

始めは戸惑っていた桃子だったが、強引な三津子に手を引かれ盲学校に行くことに。そして彼女が選んだ詩は長田弘の「最初の質問」であった。
始めは緊張していた桃子であったが、しだいに詩の世界に入り込み、生徒たちも朗読に引き込まれていく。

朗読が終わり、顔を上げた桃子は教室の外に一人の高校生の姿を目にする。
彼は、盲学校に通う高校生の亮太であった。
二人は、同じラジオ番組を聞いていることで急速に距離を縮めていく。そして、桃子と亮太は仲間たちと一緒にスキーに行くことになるが、そこで事故を起こしてしまい…