| 尺(分) | 113 |
| 製作年 | 1987 |
| 製作国 | アメリカ |
| 監督 | アラン・パーカー |
| 原作 | ウィリアム・ヒョーツバーグ |
| 脚本 | アラン・パーカー |
| 撮影 | マイケル・セレシン |
| 音楽 | トレヴァー・ジョーンズ |
| 出演 | ミッキー・ローク/ロバート・デ・ニーロ/リサ・ボネ/シャーロット・ランプリング/ストッカー・ファウンテリエ/ブラウニー・マッギー/マイケル・ヒギンズ/チャールズ・ゴードン/キャスリーン・ウィルホイト |
| ストーリー | ブルックリンの私立探偵ハリー(ミッキー・ローク)は謎の紳士(ロバート・デ・ニーロ)から失踪した歌手の捜索依頼を受ける。捜索のためニューオリンズに向かったハリーだったが、そこで次から次へと奇怪な事件が起き… |
「カッコイイ」ミッキーの為にある言葉です、歴史を重ねて「レスラー」でのミッキー、ちっとも変わっちゃいません、ミッキーの瞳をごらんなさい、愛しいミッキーは永遠です… ってまだ死んでへんっ(^o^)
監督アラン・パーカーは、原作小説『堕ちる天使』を見事に映像化しています。完璧なキャスティングに、全編、陰湿な雰囲気とストーリー構成が悪魔懸かりに素晴らしいです。
その後の映画史で、『セブン』などのカルトサスペンス映画の先駆けになった傑作です。
一般的に、この作品の認知度が低いのは、『セブン』などと違って商業を意識したような映画でなく、監督の自己満足の賜物だけに、賛否別れる陰湿な問題カルト映画だからだと思います。
とにかく、ミッキーロークがハマり役で、アカデミー主演男優賞を受賞してもおかしくない、映画史に遺る演技というか魅力を放っています。ミッキーロークは、破滅的なだらしない男がよく似合います…カッコいいです。
ミステリーとオカルトをうまく融合させた作品。光と闇の象徴的なコントラストが自己内他者(狂気)の存在を示唆している。真相に至るまでに否応無く認識してしまう、精神の檻とも云うべき「自我」。その逃げ場の無い閉塞感が恐ろしい。
それにしても、この光と闇を使った独特な映像演出は素晴らしい。光を明滅させるように静かに回転する換気扇、闇を映す鏡のように石畳を濡らす雨、逆光の中に浮かぶ不気味な人影、そしてラストの底知れぬ暗闇に落ちていくかのようなエレベーターのシーンなど、随所に不吉な予兆を孕んだ映像は、見ている者に得体の知れない恐怖の胎動を感じさせずにおかない。
ただ、惜しむらくは、謎を追って行く過程にあまり面白味が無く、少しテンポが悪くなっている点。あの依頼人である悪魔も露骨すぎる。ああいう存在は匂わす程度に止めておいて欲しい。
た描作りの映画。内容も宗教や儀式やらが絡み薄気味悪く、この映画に非常にマッチしてあります。話の展開をひっくり返す当時では斬新なオチですが、オチがわかってしまって一回こっきりの観賞で終わってしまう映画が多い中で、当作品は見事と言えるほどの雰囲気の描作りで何度でも観賞出来ます。こちらのソフトは音声が5.1ですか?当方の所持は2.0につき音声は正直もの足りません…。是非ともblu-rayの高画質、ロスレス音質で観賞したい一本でございます!「ドックン、ドックン、」「ハリー…」
「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」もそうだが、異文化、異民族の闇の中にたった一人深く分け入っていきながら、決して融和せず、理解を示すこともできない、孤独な白人の探偵…ミッキー・ロークという俳優は、こうした役柄が死ぬほどハマッていたと思う。
あと何本か、そういう設定の映画を観てみたかった。